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としです。
05/23。楽器は違えども高校時代からなんとなくライバル視してた、ツレの5年目の命日です。
出会った時にはすでにギターの腕は、高校生としてはかなりのもんだったと思う(オレも高校生だったからよくわかんないけど)。
BOØWYとか布袋さんのコピバンを一緒に始めて、オレはMr. BIGとかDream Theaterとかテクニカル系に傾倒していったので、1年くらいでバンド抜けちゃったけど、何かと接点あって、二十歳こえてからまた一緒に演り始めたり。

まだ10代だったころ、とある真夏のスタジオのあと、子供できたって報告受けたときに言ってたな。
「これで音楽で成功するしかなくなった!」って。根拠あったはずもないのに、前しか向いてない自信が眩しかった(その時の子供は、今はダンスの世界にどっぷり浸かって、プロとして歩みだしてます。あいつ、見たかっただろうな)。​

負けず嫌いで、曲がったことが嫌いで、人情に熱くて、ただ前を向いて進み続ける。
いつもあいつの周りには沢山の人がいた。

ギターの才能に溢れ、独特の味のあるボーカルが大好きだった。
自主制作で出したファースト・アルバムを師匠に聴いてもらったときに、師匠が「いいボーカルだね!!」って絶賛してたもんな。
ヘタウマというかダサかっこいいというか、声や歌いまわしなんだろうなきっと。

あいつの作る曲が好きだった。特にインスト。
グルーヴィなカッティング、粘りのあるソロ、ロックギタリストなのにテンションコードをちょいちょい挟んでくるオシャレさ。
高い機材じゃないのに、安定したあいつらしいドライブサウンド。
BOSSのコンパクトエフェクター型のクロマチック・チューナーに、”クロマティ”って書いてあったなそう言えば。あと、ツマミ類にガリがあると”ガリクソン”言ってたな。どうでもいいが。

すげーぶっ飛んでて、でも真面目で、ロックが服着て歩いてるような、そんなやつでした。

 

今から5年前、仕事で海外にいるときに舎弟から電話がかかってきて、脳幹溢血で昏睡状態だと。

二日後、病院のベッドに寝てるやつを見たときは本当に悔して腹立たしかった。
あいつの前では絶対泣かなかったし、悔しくて、身体にバカだのアホだの油性マジックで書いてやったくらい。

それから、約1週間後、息を引き取りました。

一番悔しいのは、外でもない家族やあいつ自身なのはわかってるんだけど、残されたほうはツラいよなぁほんと。

 

es. のメンバーには、健康診断を義務付けています。
40をこえるおっさんバンドは、沢山の悲しみを知っているし、大事な人を悲しませたくないし、残された者の痛みも生きていくことの大切さも知っているから。

滝の奥さんから許可をもらったので、あいつの曲の中から、オレが大好きな1曲をアップしました。
20代前半の頃にRECしたギターインストです。オレもこの曲のRECのときエンジニアとして立ち会いました。

あいつの命日なんで、1度、聴いてやってください。

あいつとその仲間たちと一緒に作った初めてのアルバム。”Blue Light Stage”から、”Winered Silk”をどうぞ。

Winered Silk by Shinsuke Taki